2022/09/23 (金・祝) 愛知芸術劇場コンサートホール
14:00開場 15:00開演
■バーンスタイン:「キャンディード」組曲
休憩15分
■マーラー:交響曲第1番(巨人)

指揮 大植英次
入場料 SS席 6,000円 S席 4,500円 A席 3,500円 B席 2,500円 U25席 1,000円

日記

セントラル愛知交響楽団の定期と時間被り。モシュコフスキのPf協E-dur,Youtubeで聞いてみておもしろそうじゃーんと思ったら既にこちらのチケットを確保済みだった。意味不明。どうせピアノ協奏曲は苦手なジャンルだからと敬遠したに違いない。時間かぶせるのまじでやめて。ルンデの小林道夫氏のピアノリサイタルも候補だった。

キャンディードは楽しければいいじゃない。楽しんだもの勝ちなので楽しんだ。序曲終了時点で拍手,オケも起立で良い空気。(コンサート慣れしていない父兄も多いだろう。良くも悪くも……。ちなみに筆者は楽章間の拍手については賛成派。)残りの組曲はアタッカ。
弦トップ達のアンサンブルがあるシーンで,大植氏は指揮台を降りて自由にアンサンブルをさせる。解説曰く組曲版の初演指揮者は大植氏ということだったのでその本人の演奏が聞けて良かった。コンミスの石上氏の上手な演奏聞けて嬉しい。

マーラーはテンポが遅くて半分くらい眠りながら聞いていた。全曲で1時間10分くらいかかってたんじゃないのかな。テンポが遅くても中身が伴っていればいいんだけど,正直大学生の演奏って感じで微妙。律儀にゆっくりしっかりテンポを守りすぎて平らでベターっとした演奏に感じた。以前見に行った名古屋音大のチャイ5もやたらテンポが遅くて合わせ頑張ってますというような感じだったので嫌な既視感があった。音程が極端に悪いとか音外すとかそういうのは無いのだが,音楽が面白くないというか,そこまで考える余裕はないというか......。テンポの変化も勿論あるが,わざとらしくてそのテンポに変える必然性がよくわからなかった。頑張ってくらいついてる感。

ちびっこが2楽章辺りで泣いてしまう。ちびっこに罪は無い。キャンディードでもかなり怪しい感じだったのに後半も連れてこられてかわいそう。伏線回収されてしまった。筆者の近くにもちょくちょくしゃべる親子がいて,子の方は頻繁に姿勢を変える。これもしょうがないし不快なほどでは無かったが,まあ今回はそんなに集中しなくてもいいかなという言い訳になってしまった。余計眠気に抗わなくなった。拍手は確かに早かったが,フライングというほどでもないしこんなもんかなと思った。

3月にも県芸&名フィルで県芸の演奏は聞いているが,春の祭典だったせいか今回のような締まりのなさは感じなかった。

これが一般1000円学生500円の学生のみのコンサートだったら客層にも演奏にも何も文句を言わないし,学生達よく頑張ったねで終わりだけど今回はACOの通常価格なのでこれでいいのかと言いたい。