2021.7.15 (木) 名フィル金山 シェヘラザード、ラフマニノフPf2番、フィンランディア
第77回市民会館名曲シリーズ〈リクエスト・コンサート第2弾〉
▊ シベリウス:交響詩『フィンランディア』 作品26
▊ ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番ハ短調 作品18*
▊ リムスキー=コルサコフ:交響組曲『シェエラザード』 作品35
あなたが選んだ作品を、川瀬賢太郎が振ります!菊池洋子が弾きます!名フィルが奏でます!2016年に大きな話題を呼んだリクエスト・コンサートが帰ってきました。その時のプログラムはワーグナー『タンホイザー』序曲、ベートーヴェン『皇帝』、ドヴォルザーク『新世界』の3曲でしたが、今回の第1位は…?皆さんも参加してくださいね!私はドンファン、プロコフィエフ3番、バルトークのオケコンに投票した気がする多分。2016年の時は行くか迷って結局行かなかったような気がする…。あれ、行ったっけ?行ってないよね。やっぱり日記をつけるのは大事。
フィンランディア
フィンランディア、歌詞が付けられている前半部分は好きなんだけど、全体通しとなるといまいち釈然としない。序曲っぽい曲で幕開けを連想させるもの、と言われればそうなんだけど、物足りなさを感じる。
ラフマニノフ2番
終楽章、結構ピアノが音量的に限界なのに、さらに楽器の都合上持続音でビブラートとかできないという表現の制約がある中、次々に盛り上がりを求められてなんだか大変な曲だなと思った。ピアノの少ない音での最高潮は圧迫感がある。それを生かした緊張感、限界が見えてる感じが良いんだろうけど。全体的に装飾音が多くて聞いてて疲れる曲でもあるかも
最後のカデンツァから休符でオーケストラが一斉に始まる所の後、曲全体の頂点(多分)がやっと来たと思ったのに割と短い時間で終わってしまう。なんとなく整理の時間が欲しい。速足で技巧的に駆け抜けるのも盛り上がるけど、どっしりまとめた方が好みかもしれないと現時点で振り返って思った。
演奏は、2楽章がテンポが遅くなくあっさり目、それが寧ろ冗長ではなくて良かった。
ゆく年くる年の侘びを味わうために紅白を見るように、アンコールを聴くために協奏曲を聴いている。
やはりピアノは単体が好みだな。協奏曲も良かったけどアンコールも良かったです。【アンコール情報】
— 名古屋フィルハーモニー交響楽団 (@nagoyaphil) July 15, 2021
ピアノの菊池洋子さんによるソリスト・アンコールは、
▼サン=サーンス[ジロティ編]:組曲『動物の謝肉祭』より第13曲「白鳥」(ピアノ独奏版)
でした。ラフマニノフ「ピアノ協奏曲第2番」の初演の指揮者アレクサンドル・ジロティのアレンジというチョイス。ブラーヴァ! pic.twitter.com/ImaFy0y27x
シェエラザード
タンバリンが上手だった!名フィルのパーカッションはいつも安心して聴いてるけど、この時は技巧的に面白かった。まったく同じではないけどいい感じのorchestra excerptsがyoutubeにあったので貼っておく。
この日は膝で表をたたいて拳で裏からだった気がする。パーカッションの人には当たり前かもしれないけど自分には新しい発見で良かった。あと、シェエラザードのオケスタ的にはスネアの方が重要なレパートリーっぽいことが分かった。
コンマスのソロ、なんでE線の音程を低いほうに外すの…。高いほうなら外しても良いって古事記にもそう書いてある。5月8日のドヴォルザークVc協奏曲の映像見たけど、ここのコンマスソロも同様。。でもこれは自分の音感が狂ってる可能性もあるので何とも言えない。しかもバイオリンの音程感ってプロでも個性出るし、それが味の人もいるし。
演奏とは関係ないけど、空調が結構煩い。コロナで換気量増やしてるので仕方がないが、弱奏時はかなり気になった。
以上
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