芸文コンサートホール 18:00 18:45
指揮 ステファン・ドゥネーヴ
バソン テオ・サラザン
コンマス 小森谷巧

■エマニュエル・シャブリエ 田園組曲
■アルベール・ルーセル 交響的断章「蜘蛛の饗宴」op17
休憩
■ジャック・イベール 交響組曲「パリ」
■フランシス・プーランク シンフォニエッタ FP141

日記
 3曲目イベールのパリが楽器の使い方が面白くて良かった。ピアノが入る編成だとどうしてもピアノが浮いて聞こえるものが多いがこの曲は調和していて興味深い。単にアタックを補強するのではなく響きの部分がうまく取り入れられていて勉強になった。スコアを後で見たい。

 他の曲はあまり好みではなく半分位聞いたところで飽きてしまった。まだ終わらんのかな〜。

 演奏はカッチリしていた。蜘蛛の饗宴などはもう少しメロディー的にダイナミクスやデュナーミクがあった方が良いように思ったが、まあ今日の指揮者の美学がカッチリ目なのでしょう。これはこれで……。
 
 この前の名フィル定期が曲により出来不出来が激しかったのに対し、曲の難易度を加味しても、今日は全体的にスッキリ見通しが立っていて安定した演奏だったのが高評価。こういうのも指揮者の大きな役割でしょう。

 前半のホルンは音が窮屈だったものの外さなかった。
以上