ショスタコーヴィチ作曲 交響曲第7番と第8番の2度のモチーフ
ショスタコーヴィチ作曲 交響曲第7番と第8番には共通のモチーフがあるのではないか。7番と8番は続きものではないかと思ったので備忘録。
「ド・レ・ド」(2度のインターバル)のモチーフが8番を支配していて、それが7番の「戦争の主題」由来ではないだろうかと閃いたのは名フィルで5楽章の再現部を聴いている時だった。帰宅後8番のWikipedia(EN)を見ると8番のモチーフについては部分的には書かれていた。ちょっと悔しい。
こちらもご覧ください→ショスタコーヴィチ作曲 交響曲第8番に見るフレーズの引用
交響曲第7番第1楽章「戦争の主題」
「ドレド」が一番最初に登場するのは7番1楽章第2主題俗にいう「平和な生活の主題」の裏のヴィオラ。
ところでこの主題、筆者はリヒャルト・シュトラウスの家庭交響曲とカール・ニールセンの交響曲第3番が元になっていると思っている。ニールセン3番とショスタコ7番の関連性はいずれは持論を発表したい。
続いてVn1とVn2で5度離れてカノン風に演奏される。
伏線の提示が終わりいよいよボレロ風に。Es-durのミファミ、つまり相対的にドレド。
交響曲第8番
第1楽章
C-B♭-C 中部日本放送の主題
第2楽章
D♭-C-D♭ ビヤ樽ポルカの引用とされる部分
第3楽章
E-F-E 最後のEは1オクターブ下
第4楽章
A♭-G-A♭ Wikipediaには書いていないがこれもそうだと思う。
第5楽章
C-D-C
そして紆余曲折を経てヴィオラ、コントラバスのピッツイカートC-D-Cで安らかに曲が締められる。
こうして、7番で始まったレニングラードの侵攻は8番で鎮魂されたのだ…みたいな?
以上
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