2022.3.11(金) ♯名フィル499 ショスタコ8
名古屋フィルハーモニー交響楽団 第499回定期演奏会
愛知芸術劇場コンサートホール 3月11日(金) 17;45開場 18:45開演
指揮:井上道義
チェロ:佐藤晴真
●ハイドン:チェロ協奏曲第2番ニ長調 作品101 (Hob.VIIb-2)
休憩
●ショスタコーヴィチ:交響曲第8番ハ短調 作品65
https://www.nagoya-phil.or.jp/2021/0303113525.html
Haydn : Cello Concerto No. 2 in D Major, Hob. VIIb:2
ハイポジの音程もあまり良くなかったし、それ以外も自分好みの純正律っぽい感じではなかったのでまあまあ…。元気のある演奏だったが常に元気なので落ち着きに欠けたか。(フレージングが1音目の音が大きく膨らみすぎだった?) 音がよくひっくり返っていたが軽く弾いていることだと思うので、その割にはよく響くなと関心した。
曲自体も良くわからない。音が多くて無駄に足掻いているように聞こえた。第2楽章の後半は比較的演奏も曲も良いと思ったが…。
Shostakovich : Symphony No. 8 in C minor, Op. 65 (1943 summer)
第1楽章の弦をはじめ全体的に音が短い(ディケイタイムが短くサステインレベルが低い(クラシックではそうは言わんやろ))ように感じた。だからかフレーズ感が薄かったが、ポツポツと音を紡いでいくような感じはあった。自分がTrbが好きで少し練習している分期待が大きく厳しい目で見てしまうのはわかっているが…。
再現部のドレドの充実度は良かった。全体的なアクセント気味の音型がここで効いていたのかもしれない。コンマスソロはビブラートは控えめだったか。最後の最後でほんの少し弓が詰まったが概ね良好だった。それから「ドレド」の意味について再現部の実演を聴いてやっと気が付いたので別記事で述べる。
この曲でショスタコがやりたかったことは何なのだろうか。いまいちよくわからない。いや、やりたかったこと自体はわかったような気がするが…。2度のモチーフ、ロシアの作曲家の引用、、。今回実演を聞いたが、途中のパロディもあって暗くは感じないし、やはり釈然としなかった。曲として全体の完成度は昨年聞いた11番のほうが上、演奏の充実度も11番のほうがよく感じた。
終焉後の井上氏のジェスチャーは、遠くてよくわからなかったので指揮は良くない演奏が素晴らしい、と謙遜を言ってるのかと思ったら、ツイッター上で見た感じ、銃を撃つマネをして戦争はよくない音楽は素晴らしい、と言っている人もいた。 一般参賀あり。
以上
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