画像多め。読み込み注意。


 惹かれる絵が多くて楽しい展覧会だった。同日開催の「もの派」李禹煥(Lee Ufan)展に行く時間は無かった。がら空きの中最終20時まで眺めた。

 なんとなく気に入った絵を挙げていく。写真撮影は、一番最後のハシビロコウ以外禁止だったので画像はwebからの拾い物。

Capter 1 ドイツ・モダニズム—新たな芸術表現を求めて



フランツ・マルク 牛 
Frannz Marc / Cattle (1913)



ワシリー・カンディンスキー 白いストローク
Wassily Kandinsky / White Stroke (1920)
六本木・国立新美術館で開
催中!「ルートヴィヒ美術館展」鑑賞前に知っておきたい5つのポイント
真ん中の白い道の魅せ方がすごい上手。カンディンスキーはなんとなく手塚治虫の未来描写に似ていて親近感がある。なのでカンディンスキー好き。



パウル・クレー 陶酔の道化師 
Paul Klee / Fool in Trance (1929)



オットー・ディクス 自画像 
Otto Dix / Self-Portrait 1931



ヴィリ・バウマイスター 立つ人物と青色の面
Willi Baumeister / Standing Figure with Blue Patch 1933



ハインツ・ハーイェク=ハルケ 裸体のコンポジション
Heinz Hajek-Halke / Nude Composition (1931)



ヘルベルト・リスト リカヴィトス 
Herbert List / Lycabettus (1935, print1955)

Capter 2 ロシア・アヴァンギャルド—芸術における革命的革新

ナターリヤ・ゴンチャローワ オレンジ売り
Natalia Goncharova / The Orange Vendor (1916)



イワン・クリューン 3色のスプレマティズムによるコンポジション
Ivan Klyun / Tricolor Suprematist Composition (1917)
気に入ったわけではないが、気になった。「昔の宇宙の映画みたい」とメモに書いてあるが、どの絵か検索してもわからない😂



グスタフ・クルツィス ダイナミックな街
Gustav Klutsis / Dynamic City (1919)
色んなバージョンがあるみたい。

Chapter 3 ピカソとその周辺—色と形の解放


ジョルジュ・ブラック 水差し、レモン、果物鉢
Georges Braque / Carafe, Lemons, Fruit Bowl (1928)



パブロ・ピカソ アーティチョークを持つ女
Pablo Picasso / Woman with an Artichoke (1941)
今回の目玉商品の一つ。実物は大きくて迫力があった。195x130cm ほかの絵とは一線を画す威圧感を放つ。黒いモヤモヤとキュビズムで非常に平面的なのに、正面に立った時の存在感がすごかった。それから、この絵ともう一つ似たサイズの縦長の絵が横並びになっている美術館の空間演出も上手だった。多分ピカソの「アトリエにて(1964)」だったかな。



マン・レイ アルノルト・シェーンベルク
Man Ray / Arnold Schönberg (c. 1923)
もはや見慣れた顔。
目新しいものばかりの中、突如知った顔を見たので安心感を覚えた。

Chapter 4 シュルレアリスムから抽象へ—大戦後のヨーロッパとアメリカ


マックス・エルンスト 喜劇の誕生
Max Ernst / Birth of Comedy (1947)
これは、エヴァ零号機でしょう。庵野監督はこの絵を見たことあるのかな。



アンス・アルトゥング T 1963-E 2
Hans Hartung / T 1963-E 2 (1963)



ジークフリート・ラウターヴァッサー 奇妙な水紋
Siegfried Lauterwasser / Bizarre Water Streaks (1948)
見つからず。この方はカラヤンの写真も多く撮っていたもよう。



トニ・シュナイダース 玉葱の花
Toni Schneiders / Blooming Onion (1949)

Chapeter 5 ポップ・アートと日常のリアリティ

無し。ウォーフォル、ラウシェンバーグ、ギャリー・ウィノグランド等の作品。ポップさがあるものは苦手。

Chapter 6 前衛芸術の諸相—1960年代を中心に



ルーチョ・フォンタナ 空間概念、期待
Lucio Fontana / Spatial Concept, Expectations (1961)
いつかフォンタナの実物を見たいと思っていたらこんな所でばったり遭遇。これは薄い緑のやつだった。上の画像はあくまでイメージ。ただキャンパスをナイフで切っただけだけど、なぜか惹かれる。実物の切れ目を覗いてみたら真っ黒だった。部屋に欲しい。
世界現代美術作家情報サイト ルチオ・フォンタナ



オットー・ピーネ 炎(白の上の赤と黒)
Otto Piene / Fire (Red and Black on White) (1962)
直径110㎝位あり迫力があった。



ギュンター・ユッカー 大きな螺旋I(黒)と大きな螺旋II(白)
Günter Uecker / lARGE sPIRAL I (Black) and Large Spiral II (White) (1968)
釘がキャンパスにささっている。釘の向きで流れを表現したやつ。直径150㎝


Chapter 7 拡張する美術—1970年代から今日まで


イケムラ レイコ グリーンスケープ
Leiko Ikemura / Green Scape (2010)
https://leiko.info/works/painting/scapes/