ハレ・ルンデ
葵トリオ

 3人の団結力がやっぱり凄かった。それぞれはかなり個性的だけれどもトリオの完成度が高いのが凄い。ピアノはあまり抑揚を付けないタイプでバイオリンは細かくつけすぎる、チェロが良い塩梅を保っていて繋いでる感じ。
 小川さんのフレージングが理解できなかった。細かい山を詰め込みすぎて方向感を見失いがちである。彼女の演奏を分析していく中で、私個人の課題としてもやはり強拍の捉え方がよくわかってないことが改めてわかって勉強になった。

 曲はシューマン夫妻とショパンのトリオ。クララのは形式はわかりやすかったがイマイチよくわからず。ショパンがピアノが忙しい分聴いてて楽しかった。
 ルンデ村林「ルンデ始まって以来の大入りで空調の加減はいかがですか」との通り、ほぼ満席。アミハイ・グロス以来の大入りか。半分くらいは業界人ぽい。そこら中で挨拶。その分演奏中の集中力が高いのが良かった。