ブルックナー5番

 ブルックナーというより道義劇場を見に行った感じ。独特な響きで上手く言えないが「硬質」。主旋律が浮かび上がるような、、、。実際主旋律の音量が大きいのかもしれない。あとは、アタックがハッキリしていてリリースまでの減衰が極めて少なめだと思う。前回名フィルミッキーでショスタコーヴィチを聞いたときも同じ独特な響きを感じて上手く言えないもどかしさを感じた。感動する系ではなくやっぱりエンタメとして見てしまうがこれが独自の魅力だ。
 ブルックナー5番自体のオーケストレーションがユニゾン多様の少し変わった感じ。この前秋山指揮で感動した4番の響きを求めて5番を聞きに行ってしまい、少し期待のすれ違いが自分の中で起こってしまった。
 第1楽章が良かった。テンポの振れ幅があって楽しく聞けた。再現部ではちょっとオケがもたついた所があるように見えたけど持ち直した。
 終楽章ではホルンのベルアップがあったり、ミッキーがビオラの前まで迫って行ったり。
 第2、第3楽章は少し眠くなってしまった。私はテンポ遅めと感じたが知り合いは早めと感じたらしい。予習はカール・ベームとインバルFR響を主に聞いていった。ついでに朝比奈も何回か聞いた。
 終演後フライングで巻き舌のぶrrrrrあーぼぅがあった。どんだけ目立ちたがりやねん。