2025.06.02(月)ルンデ 第6回東京国際ヴィオラコンクール入賞記念コンサート
コンクール第一位から第三位の三人が名古屋でコンサートをしてくれるという素晴らしい企画。大都会東京の文化的な豊かさを少しでも享受するために行ってきた。
第1位のエマド・ゾルファガリは艶のある伸びやかな音で現代的な音色。だが強く押さえたときは明らかに潰れた響かない音で難しいとも思った。(弦はダイナモを使っていた?)3人の中で一番個性が確立していたが現代曲は詩情に乏しくあまり得意そうではなかった。
第2位の笠井大暉は柔らかい音色で素朴であり、今後いかようにでも成長できる将来性のある様子だった。音色のヴァリエーションが少ないのでアタックの早い鋭い音やかすれるようなピアノなど色々使い分けれると更に良いと思った。
第3位のイーシュウ・リンはぱっと見他の二人よりも新しめの楽器を使っているように見えたためか輝かしい音の反面響きが少ないように感じた。後半のブラームスでは同じ場所で聞いたアミハイ・グロスの演奏と比較してしまう。やはりフレージングと音色の種類の豊かさが今の自分の評価ポイントであるので、色付けが少ないと感じた。
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